女性のチカラが、これからの時代をつくるキーワード!!
平戸の輝く女性 file.01
漁師食堂 母々の手 若嫁 綾香由紀さん(36)

女性3人で始めたレストランが
平戸観光の起爆剤に!


 漁師一家・綾香家のお嫁さんとして、19歳の頃からこの地で水産業に携わって来た由紀さん。【母々の手】は、由紀さんのお姑さん、綾香清子さんが中心となって2年半前にオープンしました。それまでは、漁師の妻として海と青空と魚を相手に奮闘する毎日。バイキングレストランを運営する人生が待っているとは、当時の由紀さんは想像もしていなかったそうです。
 「9年前くらいから、漁師体験ということで観光客や子どもたちに定置網漁に参加してもらっていたんですね。その頃、漁で獲れた魚を港で体験者に振る舞っていたんですが、どうしても天気の関係などで屋根のある建物が欲しいね、という話になって。平戸の新鮮な魚をたくさんの方に食べてもらいたいという気持ちもありましたし、せっかくなら獲れたての魚を出すレストランを始めよう!と動き始めたんです。それまで全くやったことのない仕事でしたから、最初は料理の内容も色々と悩みました。接客もぎこちなかったと思います(笑)。いろんなお店に食べに行き、料理はもちろんサービスも参考にさせてもらったり、ずいぶん研究しましたね。オープンから2年半、料理のバリエーションも増えましたし、今は8名の女性が協力して切り盛りしていますので、料理担当、接客担当と分業して、それぞれが一生懸命自分の仕事を磨いている感じです」。

 地元のお嫁さんたちで始めたこのレストランは、瞬く間に平戸・海の幸グルメのメッカに!それもそのはず、レストランの目の前は天然の生け簀と言っても過言はない魚介の宝庫・平戸の海が広がっているのですから。鮮度はもちろん、研究熱心なお嫁さんたちが工夫を凝らした料理が20種以上、地元産の野菜やお米も料理の味を引き立てます。リピーターが非常に多いお店のため、料理の内容も常に進化させているそう。
 さらに、こちらが担っているのは平戸グルメだけではありません。「水産業の後継者問題は、どこの漁師さんも悩んでおられることです。うちの義父が9年前に漁師体験を始めたのも、体験を通して水産業に興味を持ってもらえたら…という願いがあってのことなんですね。嬉しいことに、うちの漁師体験から水産業へ進んでくれた人もいましたし、これからも水産業のやりがいや楽しさを体験してもらって、後継者が増えてくれれば…と思います」。【母々の手】は、美味しい平戸の魚を味わわせてくれる以上に、平戸の漁を守るという大きな存在意義を持つ、スペシャルなレストランなのです!


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