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「長崎ゆめびわ茶」はどうやって作られているの?

施設が所有する農園には現在、有機栽培の「びわの木」が約600本育てられています。そうした農作業にもメンバーさんは汗を流しているのです。
ただ、まだまだ原料として十分な収穫量がないため、近隣の農家からも「びわ」の葉、種を仕入れているそう。
「びわ茶」の主な原料は、「びわの葉」。「びわ茶」の美味しさを大きく左右するのが、この「葉」の処理。メンバーさんが手作業で葉の裏側にある繊毛を取り除いていきます。繊毛が残っていると、お茶にえぐみが出てしまうのです。
もう一つの原料が「びわの種」。種の皮を剥き、中の実を取り出す作業も一つ一つメンバーさん自身の手で行われます。びわの種にも健康に作用する効果があると言われ、現在は九州大学と共同で研究が進められているそうです。
丁寧で細やかな手作業は、身体に障害がある人にとっては機能を回復するリハビリにもなると言います。黙々と作業に集中していたメンバーさんが、休憩時間になると表情を和ませ笑いあったり、話をしている姿も印象的でした。ここに通うメンバーさんの多くが、ここでの語らいをとても楽しみにしているのです。通い始めはどんなに引っ込み思案な人でも、次第に表情が明るくなり積極的に話の輪の中に加わるようになるというのも納得! 
メンバーさん同士がお互いを思いやり、話し合い、助け合っているうちに「仲間」としての絆が深まっているようでした。

「長崎ゆめびわ茶」ができるまで

摘みとってきたばかりの新鮮なびわの葉を使います。

右の葉:びわの葉の繊毛を取る前
左の葉:びわの葉の繊毛を取った後

葉の裏側にある繊毛を、1枚1枚、手できれいに取り除く根気のいる作業です。
繊毛を丁寧に取り除くからこそ、「長崎ゆめびわ茶」は、ほのかに甘く香り高い。

繊毛を取り除かれたびわの葉は、手作業できれいに水洗いします。

乾燥、裁断、熱処理、焙煎の工程で茶葉にしていきます。

びわの種は、ひとつひとつていねいに皮をむいて天日干し。
乾燥したら細かく砕いて粉末にします。

この粉末は健康食品として人気です。

そして、びわの葉の茶葉とびわの種の粉末をブレンドして
ようやく「長崎ゆめびわ茶」のできあがりです。

すべて手作業、香料・着色料・甘味料は使用していません。

ちなみに、「びわ茶」の効能は、強壮、疲労回復、下痢止め、湿疹、あせも、咳止め、健胃、制ガン作用もあると言われています。

左図は、三和ゆめランドさんで働く、メンバーさんのタイムスケジュールです。
今回、初めて身体障害者授産施設を訪問し、そこで活動される姿を見学した私たちは、障害を持つ方々が通う施設というより、それぞれの持ち場で、一つ一つの心を込めた、こだわりの製品を全員で力を合わせて作りだす「ゆめランドチーム」としての一体感を感じました。
目の前の作業に真剣取り組む皆さんの集中力は素晴らしく、休憩時間には和気あいあいと会話が盛り上がる姿を目にして、作業のメリハリと施設の調和を感じました。

三和ゆめランドの人気商品ご紹介!

長崎ゆめびわ茶
自然豊かな長崎で、無農薬栽培されたびわの葉とびわの種をほどよくブレンドした、ほんのり甘い風味豊かな健康茶。

体にやさしいのはもちろん、フレーバーティーとして癒し効果も!

びわは、3千年以上も昔からインドの仏典の中に登場し、たいへん優れた薬効を持つ、生物の万病を癒す植物とされてきたそう。びわの葉はすべての憂いを取り除く「無憂扇」、びわの木は「大薬王樹」と呼ばれていたほど、薬効が高い果実。

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